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親戚が住んでいる町キーラフの公園のベンチは半分で、二つに色分けされています。グリーンの部分は「休んでいるだけ」と書いてあって、ピンクの部分は「恋人募集中」と書いてあります。いうまでもなく、これらのベンチを見て大笑いする人はいませんけれども、「ふふん」と失笑する人は多いと思います。このような、ちょっとした「笑い」の種は、ロシアのあっちこっちにちりばめられています。
************この前、ニジニ・ノヴゴロド市内に見かけたタクシー会社の広告です。
Ах, ваш автобус уехал?
Тогда звоните нам!
Red taxi
tel 8(831)-XXX-XXX
(あらら、バスが行っちゃったんですか?では、私たちタクシーにお電話を!
Red taxi
tel 8(831)-XXX-XXX)
この広告があった場所はどこだと思いますか?正解は、バスの一番後ろです。行ってしまったバスの後ろ姿を見送っている人が見るという想定だと思います。ちょっと面白いと思って、一緒にいた日本人たちに話しました。「へえ~ロシア人もそういう面白いことを考えたりするんだ」と意外そうに言われました。当たり前ですけど、言葉がわからないとそういう「ちょっと面白い」ことも気づかないのです。
************ロシアの相乗りタクシー(マルシュルートカ)はスピード違反で有名です。そういうことを種にした表示が多くのマルシュルートカにあります。
На большой скорости дышите глубже
(スピードがあまり速いときは、深呼吸をしてください)
10 минут страха и вы у цели.
(恐怖の10分。そしてあなたは目的地にいる)
ちょっとブラックユーモアっぽいので、お客さんに対して失礼ということで日本ではまずあり得ない掲示物だと思います。しかし、ロシアでは「ジョーク」ということで問題なく通っているようです。
************ニジニ・ノヴゴロド市内にはあっちこっちに下記のような看板を見かけます。
«всегда трезвые грузчики»(いつもシラフの作業員)
«непьющие сапожники» (飲まない靴屋)
ロシアでは、「職人や肉体労働をする人の間でお酒を飲む人が多い」というイメージがありますので、この広告主が「うちは違う」ということをわざわざアピールしているわけです。
同様に、建設現場などで作業者たちが「タバコ休憩」ばかりして、工事がちっとも進まないケースもあるので、そういうことを逆手にとって広告を出している業者もあります。
«работаем без перекуров» (タバコ休憩なしに作業をいたします)
いうまでもなくこのような広告を見て「大笑い」する人はいません。しかし、やはりちょっと面白いから、心の中でニコっとする人が多いと思います。
************日本人とロシア人が笑うツボも必ずしも同じではないし、笑いの対象にしていい場面とそうでない場面も違うことがあります。しかし、そこが違う国、違う文化。このエントリで取り挙げたような広告を見て表情を変えないまま心の中で「なるほど」と思えるようになれば、みなさんがもはやロシア人と言っていいでしょう。
無愛想で怒っているように見える場合が多いロシア人ですが、実はどんな場面でもお笑いの種を発見しながら、ユーモアに囲まれて暮らしているのです。
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こういうのめっちゃ好き!!!